2005年03月19日
ひとりごと (2005.03.19)
私は今はWindowsマシンを使っていますが、昔はMacを使っていました。
1995年のWindows95の発売を機に、仕事上の問題もあってWindows機に買い替えました。
はじめてMacintoshなるものを知ったのは、1980年代後半頃でしょうか。Mac 128Kとか Mac 512Kと言われるものです。
パソコンの雑誌でMacの記事を見て、その形、コンセプト、私にはすべて衝撃的でした。今では当たり前のウィンドウシステムはMacで初めて一般的に採用されましたし、何でもマウスで操作可能というのも斬新でした。
当時私はパソコンなど持ってはいませんでしたが、少し前に興味を持っていて、ゲームをする程度には使ったことがありました。といっても8bit機だったので、Macとは比べ物にならないのですが。
そして、SimCityという町を作るシミュレーションゲームがMac版のゲームとして発売され、Macが欲しいと強く望むようになりました。今でこそリアルタイムシミュレーションゲームは当たり前ですが、当時はまだ六角形のマスで交互に駒を動かすものが当たり前でした。Macの画面はモノクロ(白黒)なので表現力は乏しかったのですが、そんなものは関係ないほどに感動を覚えました。あとExcelもはじめMac専用ソフトでした。まだバージョンは1.0だったような。
しかしMacは当時米国の高級機で、PC-88すら買えなかった自分には手の届かない高嶺の花でした。その頃のMacは、HDDも標準で搭載していなく、マウスのみ標準添付でキーボードですら別売りでした。そして元々米国製なので、日本語が得意ではありませんでした。
日本語モデルとして実用的に使えるMac Plusが登場し、キャノン販売で国内販売が開始されると、少しだけMacが身近になりました。それでもいろいろ揃えるとなると50万円ほどしてしまいました。裕福ではない私が、SimCityのためだけに50万円ものパソコンを買えるはずもなく、諦めるしかありませんでした。
その後も、秋葉原に来ては少ないMac取扱店を回りました。ラジ館上の富士音響RAM、ツクモの地下、イケショップなど...。
その後、クレジットの60回払いという危険な業を使って危うく購入しそうになりましたが、ちょうど新しい仕事で忙しくなり購入意欲も次第に薄れていきました。そしてSimCityのカラー版がAMIGAで発売され、一時AMIGAの購入も考えたりしましたが、田舎に住んでいた私の周りにAMIGAなる舶来のパソコンを置いてあるお店はありませんでした。もちろんMacもありませんでしたが。
そして何年か経ち、仕事でパソコンを使うことになった私は、初めてのパソコンはMacにしました。Macintosh SEです。形はもちろん一体型です。当時24万円くらいしました。数年経って半額程度までなっていましたが、それでも十分高価でした。
その後、何台かMacを使い続け、PowerMac 720を最後にMacユーザーを終えました。でも当事欲しかった最初の一体型Macはずーっと欲し気持ちが残ったままでした。
あれから10年、先日オークションでやっと、念願のMac Plusを入手しました。
これ以上後になるともう程度のいいものは手に入らないと思い購入しました。 動かなくてもいいんです。飾っておきたかったので。
実はもう1台欲しいマシンがあって、後はApple IIcを狙っています。
でも最近は、秋葉原の中古ショップでもこういうマシンの姿を見ることがなく、少し寂しいです。Macに限らず、昔のマシンって今と違ってみんな個性的でしたから。
Macの市場自体の勢いもここずーっと縮小していて悲しかったですが、最近のAPPLEはまたジョブズがかつての勢いを少し取り戻してきたような気がするので期待しています。Mac Miniもいずれ購入したいと思っています。
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