2005年08月21日
秋葉原とコミケのはなし
少し前に夏のコミケが終わったようですね。私はコミケには行ったことがありませんが、秋葉原とコミケには少なからず関わりがあるようです。
今回はその秋葉原とコミケのはなしです。
コミケというのは詳しくないのですが、何でも日本各地から人が集まるという話です。そしてその際に、秋葉原にも来る人はかなりいるということを聞きました。
最近では秋葉原のお店でもコミケのカタログを販売していたり、同人誌・同人ゲームのお店があったりと、街自体が同じ趣向になってきてコミケに来る人たちの目的のひとつになっているようです。
そういうのは街を見ていると、コミケを知らない私でもなんとなくわかります。
お客さんもたくさん来るし、秋葉原にとってコミケは手放しで歓迎すべきものなのか?というと、実際はそうでもなかったりします。
通常の電気店はもとより、パソコンショップや同人誌・同人ゲームを扱っているお店でさえ困っていることがあります。同人誌・同人ゲームのショップはたくさん売れるからありがたいんじゃないの?普通に考えたらそう思うと思います。確かに販売という側面からしたらいいことだと思います。
コミケの時期に秋葉原のお店が困ること。それは販売員のコミケ参加です。
秋葉原で働く人の中には、当然そっち方面を趣味にしている人がたくさんいます。これは正社員、アルバイト問わず、結構いるようです。
中には、趣味どころか命を懸けているような人もいます。そういう人は正社員にはならずに、普段はアルバイトとして働き、コミケの直前(普段からかもしれませんが)になると製作活動を優先します。
そしてそういう人たちがコミケの時期になると、当然休みを取ろうとします。
店側としても、繁忙期にあたるこの時期はみんなに休まれると大変困ります。コミケに出展するような人は大抵戦力としてはその店の主力だったりするからです。
正社員の場合は話し合いである程度調整が可能ですが、これがアルバイトになると手がつけられません。出勤予定になっていても当日無断で休んだりするからです。年に2回の開催ですから、力の入れ具合もハンパではありません。
中には辞めてしまう人もいます。
そして、コミケ開催の日を迎えると、少なくなった戦力で店を回さなくてはならなくなります。とばっちりを受けるのはコミケに興味がない人たちです。そういう人はますますコミケに行く人を敵対するようになったりもします。
こんなことが続くと会社側も、採用の際にコミケに行かないことを確認したり確約させたりする場合もあるとか。
コミケ好きな人には夏・冬開催の時期は待ち遠しいかもしれませんが、一般の店員さんにとっては、「ああ、またこの時期が来たのか...」と鬱になるのです。
まあこれは、私が大分前に聞いた話ですし、お店によっては状況がかなり違うと思いますが。扱っている商品がそっち方面の店、若い店員さんが多い店によりこういう傾向が強いようです。

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