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2005年10月19日

ここから生まれました 〜 パーソナルコンピュータ発祥の地 〜

先日とあるWebの記事で、「パーソナルコンピュータ発祥の地」なるものが存在することを知りました。それも秋葉原のラジオ会館内にあるらしいのです。
パソコン発祥の地とあらばぜひ行っておかなければと見てきました。


場所はご存知秋葉原電気街口正面にある「世界のラジオ会館」です。
ここの7階の壁にそのプレートは存在します。

エレベーターで一気に7階へ。一部ホビーのお店が入っていますが、半分は事務所などになっていました。

記事では詳しい場所が書いてなかったので、ぐるっと7階をひと回りしてみるとありました!ボークスというホビー系のショップの前にある階段の横に、「パーソナルコンピュータ発祥の地」と書かれた丸いプレートが!

7階の階段横の壁にあります。
よーく見ていないと見落としそうなひっそりさです。

プレートには、こう書かれていました。



パーソナルコンピュータ発祥の地
日本のパーソナルコンピュータは、
NEC Bit-INN東京で誕生し、全国に広がりました。

TK-80
●CPU:μPD8080A
●メモリ:ROM 768Byte RAM 512Byte
●キーボード:数字とA〜Fの16進キー
●ディスプレイ:7セグメントの日の字型LED 8個
●言語:マシン語

1976年 マイクロプロセッサトレーニングキット「TK-80」販売開始

パーソナルコンピュータといっても、TK-80はそのご先祖様のような存在です。
今のパソコンの形はまだしていません。形状もキットで、自分で組み立てるものでした。

モニターはなく、LEDに表示される数字とAからFのアルファベットを組み合わせた16進数というものがすべてでした。
キーボードもそのA〜Fと数字のみです。
メモリーも記憶できる部分(RAM)は512byteです。512MBや512KBではなく、512byteなのです。半角文字の512個分です。

言語も、16進数で表現したマシン語というものでした。マシン語のダンプリストを見たことがある人はわかると思いますが、とても人間の理解できる体系はしていません。
まだマシンに理解できる方に近い言語しかなかったのです。その後アセンブリ言語が登場しますが、より人間に理解できる高級言語はBASICなどの登場まで待たなければなりませんでした。

このTK-80のあとに生まれたのがPC-8001で、こちらが今のパソコンの原型になると思います。
今のパソコンの繁栄があるのも、このTK-80から脈々と発展させていってくれた人々の努力があったからですね。

そのTK-80を販売開始したNECのBit-INNは2001年の8月31日に、中央通り沿いにあるBit-INN Aiに統合するという名目で事実上閉鎖されてしまいました。

このプレートも、その後の2001年9月27日に、パソコン発祥の地であるBit-INNの存在を後世に残すことを目的に設置されたそうです。除幕式にはNECのお偉いさんやラジオ会館の社長さんも参列したとか。

私がまだマイコン少年だった頃、秋葉原に来た際は必ずラジ館は巡回コースになっていて、このBit-INNも訪れておりました。他にも各社のショールームなどがあり、マイコン(当時はパソコンよりマイコンという呼び名だった)業界の中心でした。

1976年ということは、来年でちょうど30周年になるんですね。当時を思うと今のパソコンの成長ぶりはまさに奇跡の30年だと思います。

「パソコンの聖地」秋葉原の中でもここが原点ということで、巡礼してみてはいかがでしょうか。

ラジオ会館のサイト
地図リンク
■参考記事
 ・パソコン発祥の地へ行ってみる −Exciteニュース
 ・秋葉原ラジオ会館に「パーソナルコンピュータ発祥の地」のプレートを設置 −PC Watch
 ・秋葉原パソコン発祥の地、Bit-INN LOUNGEが8月末で閉鎖 −PC Watch






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