2007年02月16日
古地図で見る江戸・明治の秋葉原 〜 Yahoo!地図情報 古地図で東京めぐり 〜

秋葉原の所々に、「江戸開府400年記念」でつくられた「町名由来板」というものがあり、それには現代の地図と江戸時代の地図が記されています。それを見ると「江戸時代のこの辺はこんな感じだったんですよ」というのがわかりたまに見ていましたが、現在Yahoo!地図情報のサイトで同じ江戸時代の地図が期間限定ですが見れるサービスを行っています。
しかも今の地図情報と同じようにマッピングされ、現代・明治・江戸時代と同一地点を切り替えて見ることができます。明治・江戸時代の地図も現代の地図同様、スクロールさせて見ることもできます。良く合わせられたなという思いと、そんな昔に作った地図でも恐ろしい精度で作られているなと感心します。
もちろん、秋葉原をさっそく見てみました。下は、JR秋葉原駅を中心にして現代・明治・江戸時代と時代を切り替えてみたようすです。


鉄道は上野方面に1本延びているだけで、南の方にはまだ延びていません。総武線の線路も見当たりません。中央通りや昌平橋付近には路面電車の線路が見れます。

私は歴史好きなので、こうやっていろんな場所を切り替えて見るだけでも結構楽しめました。
昔の地図を見て、現代にもあるものがないかちょっと見てみました。
■明治時代
町名はだいぶ違いますが、道は現代と結構似ています。秋葉原公園のところはまだ水路になっています。講武稲荷、柳森神社は現代と変わらない場所にあります。芳林公園らしき緑地も見えます。そして以前ご紹介した『伊勢丹発祥の地』の場所に、『伊勢丹』という表記があります。この時代は本当にこの場所に伊勢丹があったのですね!ちょっと感動。明神下の老舗『うなぎの神田川』も記載があります。あと、神田郵便局も今と同じですね。
■江戸時代
現代にまで残るものはだいぶ少ないです。和泉橋、昌平橋はありますが万世橋は違う名前です。柳森神社はこの頃『柳森稲荷』だったようです。『柳原富士』という山の記載も以前見た柳森神社の案内板の通りです。神田明神のところには、『神田富士』という山もあったみたいです。近辺には、結構大名の家紋が入った屋敷などもあったようです。
こうして見てるだけで、昔の様子が少しわかったような気がします。私のこの地図も、ここまでは行かなくても何年か先に見て「あの時はこんなお店があったんだよね」っていう風にしたいなと思っています。だから今あるお店はすべて記録しておきたいと思います。まだまだなので、今後もがんばらないと。
この『Yahoo!地図情報 古地図で東京めぐり』サービスは、3/15までの期間限定サービスだそうです。ぜひ継続してずっとやって欲しいものです。
■Yahoo!地図情報 古地図で東京めぐり
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