2007年04月19日
舞台「メイド喫茶の神様」ダイジェスト 【後編】
お待たせしました。後編です。作成にかなりの時間を要してしまいました。まだ前編を見てない方は、こちらをご覧下さい。
それではご覧下さい。
■前編のあらすじ・・・秋葉原にあるメイド喫茶「からふる」。現在ではお客さんがほとんど来なくなりすっかりさびれている。そこの常連客の妹(仲村みうちゃん)がメイドさんになりたいと上京して来るが、オーナーは今月中に店をたたむと言う。
みうちゃんの強い要望でなんとか1ヶ月先まで閉店を延ばすことに成功するが、これといった策もなく困り果てるメイドたち。そんなところにかつての伝説のメイド(倉澤さん)がやってる。説得の末伝説のメイドさんも一緒に働いてくれることになり、1ヶ月で「からふる」を最高のお店にするためまずはメイド服をリニューアル。そして秋葉原を代表する現役メイドさんの力を借りることに・・・。
そして舞台は一気に佳境に入り、怒涛のメイドさん攻勢、そして感動のラストスパートへ!
後編はものすごく長くなってしまいましたが、カットするのはもったいないのであるものはすべて出し尽くしました(単にまとめベタ)。ブログだからこそできる長編になってます。
「メイド喫茶の神様」ダイジェスト! 〜後半〜

まずは接客を見たいうことで、「からふる」メイドさんがお客になりそれぞれのメイドさんに実演してもらうことに。
まずはお客さんが入ってきてオーダーを取るところをありささん、田川さん、御手洗さんの順に行い、その後オーダーを運ぶシーンを順番に披露。
●オーダーを受ける



「メイリッシュ」「ぴなふぉあ」「めいどinじゃぱん」それぞれの特色が出た接客とオーダーを披露する3人のメイドさんたち。当然のことながらうなるような接客です。
●オーダーを運ぶ



3人の個性もよく出ています。ここは演技ではない、リアルなのだ。
そして「めいどinじゃぱん」名物アミューズメントメニュー「メイドオンステージ」のオーダーを受けた御手洗瑠璃さんは、ステージの中央に出て歌と踊りを披露。


そして観客席では御手洗瑠璃さんに目が行くと共に、バックでひとりだけ見事なヲタ芸(OAD)を打つ田川まゆみさんに騒然となる。さすがである。
そして次の質問。「メイドさんに大事なことってなんですか?」

さすがですねー。

素晴らしい。

どうしたの?つらいの?(^o^;)
最後の質問。「メイドさんは休日はどうやって過ごしてるんですか?」
メイドさん3人「メイドです」
「はい?」

「だから、メイドでーす!」(拍手〜♪)
そして現役メイドさんたちから極意を伝授された「からふる」のメイドさんたちのがんばりで、お店は好評になってきました。お客さんもいっぱい入りだいぶ活気を取り戻したようす。
閉店後、中学生の頃漫画家を目指し上京してきたが夢破れて落ち込んでいた時に偶然入ったお店がここ「からふる」だったことを倉澤さんに告げるみうちゃん。そしてその時暖かく迎えてくれたのをきっかけにメイドさんになりたいと思ったということ、その時に「お帰りなさい」と出迎えてくれたのが倉澤さんだったことを告白します。
その際、倉澤さんはみうちゃんがメニューに描いていた絵を見て、これを新しいサービス「似顔絵サービス」としてイケル!と確信。
倉澤さん「これで行きましょう!早速準備しなきゃ。」
みうちゃん「今からですか?」
倉澤さん「もちろん!ドンキで画用紙とクレヨン買ってきて!」(リアルな会話だ。)
そんな中、こんな出来事もありました。

みうちゃんのかますボケに対して長いノリツッコミで対応する。しかもダダすべり。
●はりけーんず・前田登さん(前田登役)・・・とある人に雇われて?「からふる」に嫌がらせにくる役。”スベる”ギャグをするという芸人には難しい役どころを無難にこなす。後半から終盤に掛けては実況という大役もこなす。
●はいじぃさん(はいじぃ役)・・・前田さんの舎弟でボケ役。時々アニキである前田さんをコケにするような発言がある。
「みっともないわね。」誰かもう1人お店に入ってきます。
ひめめ登場!



●桜川ひめこさん(ひめめ) (桜川ひめこ役)・・・「からふる」の隣にある大手メイドカフェ「プラネット秋葉原店」の一番人気のメイド。倉澤さんとは昔からの知り合いらしい。ライバルにありがちなちょっと意地悪キャラなのだ。

ひめめ「今月中に売上1000万円なんて無理に決まっているでしょ?」
倉澤さん「おあいにく様、もうすぐで目標に到達しそうよ」
ひめめ「フフフ、でもそれは今の調子で順調に旦那様が増えたら、の話でしょ?」
倉澤さん「どういう意味?」
ひめめ「もしこれからも今日みたいにこんなガラの悪い連中が店に来ても旦那様は増えるかしら?」
加藤さん「何!ということはお前がこの連中を?」
ひめめ「さあね?でも考えた方がいいわよ。毎日、この連中がこのトーンでスベったらどうなるかを!」
はいじぃさん「アニキはメチャメチャスベんねんぞ!ボケ!」
前田さん「スベったるで〜、ってあほか!」
みうちゃん「どうしよう、これ以上スベられたらもうこの店終わりだよ!」
そしてここで黒幕登場!実はからふるマネージャーはプラネットのオーナーだったのだ!
「フンッ!」
しかし物置の中でこの話を聞いていたオーナーがここで登場し、はじめて日本語を話す。すべて聞いていた、と一瞬だけ。
そしてオーナーの提案でどちらがすぐれたメイド喫茶かを勝負することに。勝てば継続、負ければ秋葉原から去るというデスマッチ。
ひめめ「面白そうね。プラネットは受けて立つわ!」
みうちゃん「からふるだって、望むところよ!」
マネージャー「待って、判定は誰がするわけ?判定できなきゃこんな勝負意味ないでしょ!」
「私たちがやりま〜す!」
ここでびっくり、突然客席から登場したありささん、田川さん、御手洗さんの3人。ということで、3人が審判を努めることに決まる。

ここでいったん会場が暗くなり、シーンが切り替わります。
ここからはちょっと料理の鉄○風な場面になります。
前田さん「さて、いよいよ始まりました史上最強メイド喫茶選手権。実況は、ギャグがスベればアルペン級、前田でございます。」「解説の倉澤さん、はいじぃさん、オーナー、よろしくお願いします。」

中央のテーブルをリングに見立て、ゴングを待つからふる陣営とプラネット陣営。左側のカウンターは解説席に。壁際で見守るメイドさんたち。
この戦いは、現役メイドさんの3人をお客さんに見立て、その接客ぶりで得点を競う形式。先攻はプラネット。ひめめがひとりで戦うようす。そして後攻のからふるはTOPバッターにツンデレのかなちゃんを起用。かなちゃんはゴングを待つボクサーの如くコンセントレーションを高めています。こちらはどうやらパートごとに役割を分担して応戦するようです。
◆先攻:プラネット 桜川選手

「何名様ですか?」
「こちらの席へど〜ぞ!」

オーダーを取るひめめ。
しかしこの4ショットは貴重なシーンだ・・・。
ひめめ「こちらがアイスコーヒーになります!」「まぜまぜしてもよろしいですか?」「まぜまぜまぜ・・・」


実況「でた〜まぜまぜサービスー!」
解説「これはかなり萌えポイントが高いですね!」

ひめめ「おいしょ、おいしょ・・・あっ〜!」
「はわわぁ〜。申し訳ありません、おじょうさま〜!」
「うえ〜んっっ」
実況「あーっと、桜川選手転んでしまったー。これはかなりのマイナスポイントでは?」
解説「いえ、これはドジっ子作戦ですね。完全にプラスに働いております!」

御手洗さん「この萌えヒゲゲームってなんですか?」
ひめめ「黒ヒゲ危機一髪ゲームで負けたほうがヒゲを付けるというゲームですぅ。」
御手洗さん「じゃあ、これお願いします。」
順番に剣を挿していくメイドさん。キャラ的に当たりは田川さんが引くものと思われたが、黒ヒゲが飛び出したのはひめめでしたー。



カンカンカーン!ここでゴングです。
実況「ここで終了だ〜。これはかなりのポイントを獲得したのでは?」
解説「さすがは桜川ひめこといったところですね」
実況「ひめこさんどうですか?手ごたえは?」



ひめめ「完全に勝ったとおもうのら!」
実況「出ました!のらことば〜!!勝利を確信か〜!」

続いて後攻は「からふる」です。
◆後攻:からふる
試合前に円陣を組んで気合を入れるからふる陣営。

先鋒:かな選手

かなちゃん「お帰りなさいませおじょうさま。何名?」
かなちゃん「3名?じゃぁこっち来なよ。」
かなちゃん「はいメニュー。決まったらすぐ呼んでね。」
実況「これはいけない。接客態度が悪いですねー。」
解説「いえ、これはツンデレ作戦ですね。」
解説「10歳の女の子だけにツンデレに嫌みがなくて良いです。」
2番手:山本早織選手

早織さん「萌え萌えオムライスになります!」
早織さん「ケチャップで字をお書きしますが、なんとお書きすれば宜しいですか?」
ありささん「私たちが先日旅行に行った、琵琶湖の”琵”でお願いします!」
早織さん「かしこまりました。」
実況「難しい字だが書けるのかー?しかしきょうび若い女の子だけで琵琶湖ってありえねー!」
3番手:坂本りおん選手

りおんちゃん「お味の方はいかがですか?」
ありささん「たまごのトロトロ感、黄身と白身の混ざり具合、素晴らしいです!」
りおんちゃん「味の濃さは?」
ありささん「ちょうど良いお味です!」
りおんちゃん「ありがとうございます!」
4番手:すずきはる選手

はるさん「ただ今無料キャンペーンで”あっち向いて萌え”というゲームをやっていますがいかがでしょう?」
田川さん「ではお願いします。」
はるさん(お嬢様が指をどの方向に出すかは事前に手の甲を見ていればわかる・・・)
はるさん「最初は萌え!じゃんけんぽん!あっち向いて萌え!」

はるさん「おめでとうございます!お嬢様!さすがですね!」
実況「おっと、負けてしまったぞー!これは?」
解説「わざとらしさも見えないので、完璧な対応といえるでしょう。」
はるさん「ゲームに勝ったお嬢様には、当店オリジナルの似顔絵サービスがございます!」
5番手:仲村みう選手

みうちゃん「神様、私がんばる!」
実況「ちょっと緊張しているようですが大丈夫でしょうかー!」
みうちゃん「で、できましたー!」

この絵はどうやら実際に仲村みうちゃんが描いたもののようです。
ここでゴングがなり終了!
◆判定
実況「さあ、いよいよ審査結果の発表です。判定は、ありささん、田川さん、御手洗さんの順に発表してもらいます!」

ありささん「からふる!」
実況「からふるだー!からふるまず1票!!」

田川さん「ドジっ娘萌え〜で、プラネット!」
実況「プラネット1票!同点だ〜!!」


実況「めいどinじゃぱん、御手洗瑠璃さんの判定は?!」

御手洗さん「からふる!!」
実況「からふるの優勝〜!!」

勝者、からふる!! 大喜びのからふる陣営と肩を落とすプラネットひめめ。

みうちゃん「ありがとう。でも、桜川さん一人であそこまで出来るなんて凄いと想います」
ひめめ「ふっそうね。私は、一人で何でもこなせるようになりすぎたのかも知れないわね。あなたたちのようにもっと人と助け合っていればよかったのかも…。」
ライバルひめめの負けを認めた瞬間。
そしてオーナーの計らいで秋葉原を去らずに済んだひめめ。

倉澤さん「ありがとう・・・お母さん・・・」
一同「えーーーーーーー!!」
そしてエンディング。ここだけ咲かないねーって言ってた桜がようやく咲きました。どうやらメイド喫茶の神様も帰ってきたようです。




「お帰りなさいませ!メイド喫茶の神様!!」
そして、最終公演ではカーテンコールが沸き起こり、出演者が舞台に勢揃いしての挨拶がありました。みんなの目はうるうるとしてキラキラ光っていました。観ているこちらもジーンと来ました。本当に素晴らしい舞台をありがとうございました。
この「メイド喫茶の神様ダイジェスト」は、秋葉原マップ管理人の撮影した写真を元に、制作会社のキャビネット様のご協力を得て作成しております。舞台を観てない方はこれを見て少しでも雰囲気をつかんでいただければ幸いです。また舞台を観た方も、数々の名場面を思い出しながら見ていただければと思います。
しかし、ここにある写真と文章だけではこの舞台の魅力のすべてをお伝えすることはとてもできません。とてもいい舞台でしたのでたくさんの方に観て欲しかったですね。でもいつかは動画でこの「メイド喫茶の神様」を見れる機会も来ることと思います。このダイジェストはそれまでの間の繋ぎになればと思います。
今回撮影時は一番後ろの席で舞台全体を見るように観ましたが、最終公演は前の方で観ました。別の視点から観る舞台はまったく違っていました。出演者の顔が近くで良く見えて前の方も良かったです。
この記事に「出演者のアップが少ないよ!」という方は、おた☆スケさんのレポートも合わせてご覧いただくことをおすすめします。出演者の表情豊かな写真が満載です。
楽屋プロジェクト Vol.1 ■メイド喫茶の神様
キャスト
仲村みう 山本早織 坂本りおん すずきはる 桜川ひめこ
かな 前田登(はりけ〜んず) はいじぃ 倉澤薫 加藤裕
さかい千江子 三城晃子 金井アヤ(Wキャスト)
ゲスト
田川まゆみ(ぴなふぉあ) 御手洗瑠璃(めいどinじゃぱん) ありさ(メイリッシュ)
茶風林(ナレーション)
スタッフ
演出:野坂実 脚本:伊福部崇 演出助手:高藤真奈美 照明:兼子慎平
音響:平井隆史 衣装:三田早紀子 メイク:藤枝幸里子
写真撮影:たちばなゆーすけ 宣伝美術:浅野知子 制作:酒井祥正
制作協力:大谷美有希
協力:オーケープロダクション/大沢事務所/クロカミショウネン18/サムライム/
スタイルエージェンシー/タスクオフィス/P.B.B/ぴなふぉあ/マーベルエール/
めいどinじゃぱん/mailish/吉本興業/ルノンプロモーション
企画・製作
株式会社キャビネット
まだまだ続くよ(^-^)
♪おまけ
ゲネプロ終了後の出演者の皆さん。

出演者全員で集合写真





君たちみんな凄い!この舞台は一生忘れない。感動をありがとう!!
「メイド喫茶の神様」で使用した衣装をオークション出品中!
今回出演した仲村みうさん、山本早織さん、坂本りおんさん、すずきはるさん、桜川ひめこさん、かなさんの6人が本番で使用した衣装がYahoo!オークションに出品されます。本来はこういう衣装は倉庫に大事にしまってしまうそうなんですが、今回は出演者のみなさんのご協力にて世界にひとつしかない貴重な衣装を提供していただいたそうです。これは超レアアイテムです。ファンならヨダレものの逸品ですね。
★オークション出品期間: 4月18日(水) 23時頃〜4月25日(水) 23時頃まで
詳しくは「メイド喫茶の神様」公式サイトの「スペシャル」のページにてご確認下さい。
■「メイド喫茶の神様」公式サイト
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