2007年05月07日
岩本町馬の水飲み広場
秋葉原から昭和通りを南下していった靖国通りと交差する岩本町交差点に、草の生い茂る原っぱがあります。今までは何の気にも留めていなかったのですが、そばにあった石碑をふと見ると、この場所は「岩本町馬の水飲み広場」という名前があることがわかりました。昭和通りと靖国通りの交差する角地、昭和通りから靖国通りに左折する道に囲まれた部分に小さな緑地があります。緑地といってもツツジが少しとあとは雑草が生えた原っぱなのですが、横断歩道脇に石碑が立っています。いつもは一気に渡りきってしまうので気がつきませんでしたが、たまたま信号にひっかかってしまったのでその石碑を読んでみました。
その石碑によると、この場所は江戸時代に房総方面や東北方面からの物資の輸送の際、荷車を引く牛馬の水飲み場だったそうです。また街道を行き来する人の休憩場として重要な役割もあったようです。
「岩本町馬の水飲み広場」の説明が書かれた石碑。ここは江戸時代に休憩所だったようです。
今はただの原っぱになっています。横断歩道側にはツツジが少しあります。
小さな緑地ですが、緑の少ないこの辺では貴重な自然になるのかもしれません。こんなところにも歴史があるのにちょっと感動しました。なんでも気をつけて見てみるもんですね。
■住所：東京都千代田区岩本町3丁目
■地図リンク
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