2007年05月20日
秋葉原公園 −JR秋葉原駅昭和通り口前の憩いの緑地
昨年7月に一度ご紹介したJR秋葉原駅昭和通り口前にある「秋葉原公園」ですが、その時は敷地の半分を駅の工事用に使われていてとても公園と呼べるような場所ではありませんでした。その後今年の4月に工事に使われていた部分が再度公園として使われるようになり、新しく整備されてきれいになりましたので再びご紹介します。
以前の秋葉原公園
前回紹介した時は、書泉ブックタワー側の現在の3分の1くらいの部分だけが公園でした。常に日陰になっていてじめっとした雰囲気で、夏場は涼むのには良かったのですがあまり公園というイメージではありませんでした。一応すべり台とジャングルジムがあったのですが、子供が遊んでいるところを見たことは一度もありません。いつもネコいたような気がします。
2006年7月当時の秋葉原公園。
佐久間橋側より撮影。奥に見える白い壁の向こうは工事用資材置き場になっていました。
現在の秋葉原公園
しかし今年の4月に秋葉原駅改修工事のため資材などをおくのに使われていた残り3分の2が開放され、きれいに整備されて新しくなりました。
JR秋葉原駅昭和通り口側から見た秋葉原公園。
秋葉原駅側は白いタイルが埋められてちょっとした広場になっています。秋葉原付近のエリアは歩行しながらは禁煙となっていますので、ここではいつも一服してる人がたくさんいます。
公園の境界線にあるこの台をイス代わりに座っている人が多いようです。
駅の反対側から駅方面を見たところ。広々とした公園に生まれ変わりました。樹木はそのまま残されていますが、遊具施設はなくなってしまいました。
公園らしくベンチが設置されましたが、絶対数が少ないため周りの石垣に座る人も多いです。
地図のような立て看板があります。秋葉原駅近辺の地図かと思いきや、千代田区の文化施設をめぐる「ふるさと文化の散歩道」という案内図でした。
「ふるさと文化の散歩道」は、秋葉原公園を起点に千代田区の文化資産を歩いて回る道順が示されています。秋葉原の案内図として見るのはちょっと厳しいです。
前回の紹介記事でこの場所は以前川だったとご説明しましたが、正確には神田川の水をこの奥にあった日本鉄道会社貨物取扱所へ引き込むための堀割だったようです。幼少の頃ここに連れられて来た時はまだ埋められてなくて、ずっと川だと思っていました。
明治時代の地図を見ると、今のヨドバシAkibaの前、ロータリー辺りまで引かれていたようです。それが埋め立てられて一部が秋葉原公園になっています。
秋葉原公園が昔水路だった名残として、公園の端に佐久間橋の欄干が残っています。
新しく生まれ変わった秋葉原公園は、いつも休憩している人でいっぱいです。ようやく公園らしくなった感じです。秋葉原一帯には緑地が少ないので、駅前にこういう癒しスポットが増えるのはとても喜ばしいです。
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