2008年04月30日
神田青果市場跡地の石盤

IT最先端を集めたクロスフィールドのビル群のひとつ「秋葉原UDXビル」の入口の前の道に、笹の葉と大きな石が置かれた場所があるのですが、その中のひとつに「神田青果市場跡地」という石盤があることに気が付きました。

秋葉原UDXビルのオフィスの方の入口のまん前。草と石が置かれたエリアがあります。

何か文字が書いてある石盤があるので見てみたら、「神田青果市場跡地」の石盤でした。
この石盤には、1928年(昭和3年)〜1989年(平成元年)の間、ここに日本一の青果市場「神田青果市場」があったことを記していました。神田青果市場は現在は大田区東海に移転し大田市場と名称を変えています。
ただし運営している会社は今でも「東京神田青果市場株式会社」となっていました。名前は残っているようです。

当時の市場の様子も描かれています。
この石盤は平成19年12月に設置されたようです。
神田青果市場は、秋葉原UDXビルの辺りを中心に、ダイビル〜TOKYO TIMES TOWER、神田消防署の辺りまでに及んでいます。このことは、現在Yahoo!地図情報さんが期間限定サービスで行っている「昭和レトロ地図」の航空写真を見るとハッキリわかりました。
さらにJRのガード下の場所も市場に使っていたようで、神田明神通りでJRの明神坂ガードを通る際にその名残を見ることができます。

神田明神通りを歩いてJRの明神坂ガード下をくぐっていくと、柱の壁に「蔬菜(そさい) 東口売場」と書かれています。蔬菜とは野菜のことだそうです。


ここもかつては神田青果市場の一部だったようです。現在はガード下は駐車場になっています。
小中学生の頃秋葉原に遊びに来た時はまだ市場が稼動していて、フォークやリヤカーが走っていた記憶があります。当時はあんまり電気街口の北側(現在のクロスフィールド側)に出ることはほとんどありませんでしたが。あの頃から比べると、秋葉原でもこの辺が一番変化があった場所ですね。逆に変わらないのがラジオセンター。
この石盤の他に、「神田青果市場発祥之地」というのも須田町交差点近くにあるようですので、今度はそちらも行って見ます。
■東京神田青果市場さんのホームページ
■営業時間:1989年に大田区に移転
■地図リンク
■秋葉マップ:地図番号66
関連リンク
■オリンピック開催前の東京へタイムスリップ! 昭和レトロ地図 −Yahoo!地図情報さん

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