2008年05月16日
秋葉原電気街口のメイドさんによるチラシ配りと、伝説のチラシ配り人

秋葉原駅の電気街口では、土日はもちろん平日でも毎日メイドさんがチラシを配っている姿を見ることができます。メイド喫茶、メイドリフレクソロジー、メイドさんとデート、メイドさんのイベント、etc.・・・。チラシを受け取るといろんなものがあります。
最初にメイドさんがチラシを配り始めたのはどこのお店かはわかりませんが、電気屋さんよりもメイドさんの方が多いというのは、今の秋葉原の状況を表しているのかもしれません。
そして秋葉原でチラシ配りといえば、今から10年以上前にいた有名なチラシ配りの人を思い出します。”ナガシマ”さんという伝説のチラシ配りの方を・・・。
ナガシマさんは、現在のCLUB SEGAさんの辺りから、当時三菱銀行があった元日通ビル本社付近でよくチラシを配っていました。裏通りの方にある電気店の呼び込み的なことをやっていたようで、秋葉原に買い物に来た人に何を探しているかを聞き、そのお店を紹介する際にチラシを渡していました。多分そのチラシをもって売り上げに繋がると、ナガシマさんの紹介料となっていたのかもしれません。いわば「チラシ配りのプロ」です。
なぜ名前を知っているかというと、チラシを受け取ると裏に「ナガシマ」とサインをしていましたので。かなりの殴り書きなんで識別するのは難しかったですが。
ナガシマさんがどんな人かひとことで言うと、異論があるかもしれませんが自分の中では田中邦衛さんのイメージです。いい味を出している感じで。人が通ると、「ぃかーっすかー、ぃかーっすかー」と何を言ってるかハッキリ聞き取れないような言葉でチラシを配っていました。
そしてその独特な言い方とチラシを配る独特なポーズ、チラシを配る際の軽快なステップが話題になっていて、当時秋葉原の電気店・PCショップ・ゲームショップで働く人では恐らく知らない人はいなかったのではないでしょうか。これは推測ですが。少なくても私の職場では皆知っていました。
そして、その人気振りからか、ナガシマさんがとあるお店のデモ機のスクリーンセーバーにまで登場していました。かつて存在した海外ゲームを販売するオーバートップさん(現在のトレーダー本店さんの2階)にAMIGAのデモ機があったのですが、そのスクリーンセーバーにナガシマさんがチラシを配る姿が。店員さんが自作したようです。タイトルが確か「ナイスステップ・ナガシマ」だったような?その話題を聞いてわざわざお店に見に行きました。
今ではスクリーンセーバーを作るくらい何でもないでしょうが、当時は簡単にはできなかったのです。デジカメすらなかったのですから。
その後、いつの日からかナガシマさんの姿を見掛けることもなくなってしまいました。でも今でも「チラシ」と聞くと、このナガシマさんのことを思い出します。
秋葉原が今よりもっとのんびりしていた頃の思い出話です。
関連記事
■海外ゲームを売ってる店 〜 OVERTOP 〜
■中古ゲームソフト&DVDのお店 〜 TRADER (トレーダー) 本店 〜

この記事についてTwitterでつぶやく
この記事へのコメント
秋葉原マップへのリンクはフリーです。 情報は記事作成時点のものですので、現在と違う場合がございます。 秋葉原マップに掲載されている写真の無断転載はご遠慮願います。 文章・画像の著作権は秋葉原マップまたはその提供者に属します。 |
Copyright ©2004-2013 秋葉原マップ株式会社 All Rights Reserved.