2008年06月21日
秋葉原の思い出の店 「マハーポーシャ」
昔秋葉原にあったけど今はもうなくなってしまったお店はもう行くことができないので、記憶がなくなる前に思い出話を残しておこうということで思いつきではじめた「秋葉原の思い出の店」コーナー。「思い出」といっても、いい思い出だけでなく微妙な思いでも。ということで、第一弾は今でも強烈な印象が残っている「マハーポーシャ」。
「マハーポーシャ」とは、サンスクリット語で「大いなる繁栄」という意味だそうです。この店はかなり有名なので、知っている人は今でも多いのではないでしょうか。某宗教団体(鳥の名前)が運営していたことは知っての通りです。10年以上前のことなので、意外と記憶があやふやだったりしますので、間違えていることがあったらご指摘下さい。
「マハーポーシャ」で思いつくキーワードは、「激安パソコン」「変な掛け声(大声)でチラシを配ってる」「チラシを配っている人が頭に変な帽子やヘッドギアをかぶっている」がすぐに浮かびました。
まず「激安パソコン」。扱っていたのはDOS/Vパソコンというジャンルだったのですが、マハーポーシャはその中でも特に安かったです。同じスペックなら1万〜2万くらい安かったのではないでしょうか。DOS/Vパソコンなので、PCパーツを組み合わせたショップブランドPCで、エンブレムはマハーポーシャオリジナルのものが付いていました。型番は確か「MAHA○○」だったような気がします。
マハーポーシャは某教団の運営ということはすぐに周知の事実となっていましたが、その安価のため知りながら購入していた人も結構いたようです。まだ某教団も”黒”ではなく”グレー”の段階でしたし、知らずに買ってしまった人も多かったのかもしれません。
後で聞いた話によると、パソコンの買取をしてるお店に売りに出したらかなり叩かれたらしいです。リセールバリューを考えたら本当に得だったかは疑問が残ります。
そして「変な掛け声(大声)でチラシを配ってる」。これはかなり目立っていたので、今でもネットで当時の呼びかけを書き込んでいる人を見掛けたりします。ハッキリとは覚えていませんが、「ちょーちょーちょーちょー、超激安!」とか、「げっっき(げにアクセント)安ですよー!」とか言ってたような気がします。しかも数人で声を揃えたりして。秋葉原の何箇所かで数人集まってかなり大声でやっていたので、ちょっとウザがられていたところもありました。
最後に「チラシを配っている人が頭に変な帽子やヘッドギアをかぶっている」。チラシを配っている人の中に、パソコンの形をしたオブジェ(「DOS/Vハット」というらしい)をのっけてる人やヘッドギアを被ってる人がいて、それがすごい印象に残っています。他にも変な格好をした人がいました。
チラシを配っていた人は皆一心不乱に長時間チラシを配っていました。そのあまりにも異様な光景に、時々飲んでいたドリンクを見て上司に「あれはきっと聖水だ。あれを飲めば疲れ知らずで働けるんだ。」とか「あのヘッドギアには脳をコントロールする音楽が流れている。」とか教えられたこともあります。ホンマかいな?と思って聞いてましたが。
そしてマハーポーシャのお店は、中央通り沿いのビルの上層階にありました。そこに行くのは当時仲間内では勇気がいる行動だったのですが、一度だけ思い切って行ってみたことがあります。中に入ると一見普通のPCショップのようでもあったのですが、よく見ると展示台には白い布が掛けられていていたり、店内はお香の匂いがしたり音楽がちょっとインド?っぽかったりして変わった点もありました。ただ安いからかお客さんはたくさん入っていたのを覚えています。
知り合いでマハーポーシャのPCを買った人がいました。マシンはまあ普通に使えていたようですが、ある日トラブルが発生してサポートセンターに持ち込む必要があったそうです。そのサポートセンターの住所は南青山だったそうです。そうです、当時某教団の本部があったところと同じ住所です。その知人は結局怖くてサポートを諦めたとか。
その後、1995年に例の地下鉄サリン事件が発生しました。当時は私も地下鉄で秋葉原に通っていましたので、ちょうどその時間は地下鉄に乗っていました。しかしサリンをまかれた日比谷線・千代田線・丸の内線ではなく、オ○ムが本部のある青山を通るため撒かなかったとされている銀座線でしたので、運良く難を逃れました。あれ以来地下鉄は極力乗らないようになりました。
その後は当然マハーポーシャも閉店となりました。事件直後は先日秋葉原で起きた事件の時のように、テレビ局や新聞の取材陣が大勢秋葉原にやってきて道行く人に片っ端からインタビュー攻勢。当時は近くのお店で働いていた私も、テレビで見たことある女性アナウンサーにインタビューを求められるということもありました。答えませんでしたが(怖くて)。
マハーポーシャ閉店後も、秋葉原には何店かPCパーツショップを展開していたようですが、それらも数年後はすべてなくなっていました。
マハポーシャがあった場所は、今では普通のお店が入居しています。
今思うとかなり異様な光景が日常的に存在していたとは、さすが秋葉原。
関連リンク
■マハーポーシャ −Wikipedia
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この記事へのコメント
Posted by (^A^) at 2008年06月24日 19:25
オウムショップはマハーポーシャとトライザルのほかにもう一店舗あったはずです。
「ちょゃすちょやすちょやす、激安激安激安!」が売り文句でしたね。
いま、中国人が焼きCDもってうろうろしてる俺コン前交差点のあたりで信者の人が宣伝してましたっけ。
オウムショップははんだ付けが甘いので初期不良率が高いのですが、実はパーツは結構固いので結線さえ直せるスキルがあるならかなりお買い得なマシンでした。
当時大学の研究室にもオウムマシンがごろごろと…
ところで「上九一色村物語」は誰が作ったソフトだったんでしょうね。
PC-9801用としては出色の出来でしたが。
「ちょゃすちょやすちょやす、激安激安激安!」が売り文句でしたね。
いま、中国人が焼きCDもってうろうろしてる俺コン前交差点のあたりで信者の人が宣伝してましたっけ。
オウムショップははんだ付けが甘いので初期不良率が高いのですが、実はパーツは結構固いので結線さえ直せるスキルがあるならかなりお買い得なマシンでした。
当時大学の研究室にもオウムマシンがごろごろと…
ところで「上九一色村物語」は誰が作ったソフトだったんでしょうね。
PC-9801用としては出色の出来でしたが。
Posted by きむら秀一 at 2008年06月25日 01:13
その後、秋葉原には3店舗あった。
トライサル・ザグレイスフル・netbankとか。
netbankはとにかく安かった。
トライサル・ザグレイスフル・netbankとか。
netbankはとにかく安かった。
Posted by s at 2008年06月25日 01:38
店内に入った時、
店員の女性の髪型が同じだったな
流れてる曲も怪しいシンセ調の曲だったり。
トライサルが赤いチラシで
ザグレイスフルが青いチラシだったというのは良く覚えてる。
店員の女性の髪型が同じだったな
流れてる曲も怪しいシンセ調の曲だったり。
トライサルが赤いチラシで
ザグレイスフルが青いチラシだったというのは良く覚えてる。
Posted by at 2008年06月25日 01:51
マハは行かなかったけど、他3店は行ったな。
netbankは今靴屋入ってるビルじゃなかった?
オウムショップは店員が純粋なのでサポートが良かったことを覚えてる
買い間違え交換とかも対応してくれたなー
netbankは今靴屋入ってるビルじゃなかった?
オウムショップは店員が純粋なのでサポートが良かったことを覚えてる
買い間違え交換とかも対応してくれたなー
Posted by aum at 2008年06月25日 02:04
アキバで、当初から路上パフォーマンスがうざがられていたのは
マハーポーシャのあれを無意識に覚えていたからかも
マハーポーシャのあれを無意識に覚えていたからかも
Posted by bmu at 2008年06月25日 04:35
現役時代に貰った小冊子はまだ手元にあるな。
今見ても内容の胡散臭さに苦笑するw
今見ても内容の胡散臭さに苦笑するw
Posted by ('A`) at 2008年06月25日 13:42
DOS/Vマガジンとか広告もバンバン。
幼い子供が祈ってたかな?(記憶曖昧)
牛の広告とか兎に角いろんなブランド・メーカがあり、ナツカシさこみ上げてきましたよ。
幼い子供が祈ってたかな?(記憶曖昧)
牛の広告とか兎に角いろんなブランド・メーカがあり、ナツカシさこみ上げてきましたよ。
Posted by けけけ at 2008年06月25日 18:14
事件後、オウムのPC販売部門で働いていた信者の告白で色々な事実で露呈していたのを今でも覚えています。
まず、激安の背景は、信者が無給&無休でパーツから汲み上げていたこと。
そして、カタログに書いてあるスペックは嘘で、実際にはワンランク落ちてるCPUをさもハイスペックであるように騙して売っていたそうです。
その信者が責任者に「このスペックを上位モデルとして売るのは違反ではないですか?」と聞くと、その上司は「買った人も、それで徳を積むことになる。魂が浄化されるわけだから我々は良いことをしている。たくさん売れれば魂が救われる人がそれだけ多くなること」と説明、というか説法されたそうです(笑)
そんなPCだからリセールバリューが悪いのは当然。
結局は安物買いの銭失いで買った人は騙され、損をしたというのは鮮明に記憶に残ってます。
まず、激安の背景は、信者が無給&無休でパーツから汲み上げていたこと。
そして、カタログに書いてあるスペックは嘘で、実際にはワンランク落ちてるCPUをさもハイスペックであるように騙して売っていたそうです。
その信者が責任者に「このスペックを上位モデルとして売るのは違反ではないですか?」と聞くと、その上司は「買った人も、それで徳を積むことになる。魂が浄化されるわけだから我々は良いことをしている。たくさん売れれば魂が救われる人がそれだけ多くなること」と説明、というか説法されたそうです(笑)
そんなPCだからリセールバリューが悪いのは当然。
結局は安物買いの銭失いで買った人は騙され、損をしたというのは鮮明に記憶に残ってます。
Posted by 真実一路 at 2008年06月26日 12:15
グレイスフルでPC買った時、
店員に・・・
「あああっ・・・今日は30万台が4回も出たわ、なんて幸せなんでしょう〜」と
友達たちと、超ドン引きしてましたよ。
語録で覚えているのが、
「ちょ〜ちょ〜ちょ〜激安」
「高性能でちょ〜激安」
「パソコン買うならまはぽ〜しゃ〜」
店員に・・・
「あああっ・・・今日は30万台が4回も出たわ、なんて幸せなんでしょう〜」と
友達たちと、超ドン引きしてましたよ。
語録で覚えているのが、
「ちょ〜ちょ〜ちょ〜激安」
「高性能でちょ〜激安」
「パソコン買うならまはぽ〜しゃ〜」
Posted by 通りすがり at 2008年06月26日 17:14
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昔、STEP(ステップ)というお店が秋葉原にありました。ステップは千葉県の行徳発のPCディスカウントショップで、1990年代前半に「5つのNo!」というキャッチフレーズ掲げ、低価格を武器にし市場を席巻していました。秋葉原にも2店舗あったような気がします。
(写真は、当....
【秋葉原マップ】 at 2008年09月27日 21:24
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パソコンがやすいんだよお!
懐かしいですな。
つーか、この店の話しをやっちゃっていいんですか?(笑
「ちょーちょーちょー激安!」
今でもたまに冗談でこのフレーズを使います。
パーツショップは「トライサル」でしたっけ。
激安なのは理由があって、組み立てや販売は「信者の修行の一環」で、給料などは支払われず、人件費が発生しないからだと聞きました。
あと、このパソコンを使っていると人の眼には認識できないほど一瞬、某尊師の画像が写り、サブリミナル効果があるとの噂もありましたっけ。
これはあくまで噂でしたけど。