2009年04月04日
佐久間公園 − ラジオ体操会発祥の地
佐久間公園のある場所は当サイトの秋葉原マップからはちょっとエリア外になってしまいますが、歴史ある公園ということでご紹介します。
JR秋葉原駅の昭和通り口を出て昭和通りを渡り、そのまま総武線の高架線沿い(ラーメンの幸楽苑と三菱東京UFJ銀行の間の道)をひたすらまっすぐ進むと、佐久間公園があります。ほぼ秋葉原駅と浅草橋駅の中間になりますので、結構歩きます。
この写真の右端が総武線の高架線。ここをまっすぐ行くとJR秋葉原駅に出ます。
今の季節は大きな桜の木が目印になります。
佐久間公園は、見事な桜の木とちょっと小高い丘がある以外はどこにでもあるような公園に見えますが、実はすごい歴史のある公園なのです。
佐久間公園を両端から見たところ。
すべり台などの遊具もちょっとあります(左)。小高い丘のようになった部分も(右)。
見た感じではわかりませんが、ここの公園は「ラジオ体操会発祥の地」なんだそうです。ラジオ体操自体は、1928年に逓信省簡易保険局(現在のかんぽ生命保険)が制定した国民保健体操というのが正式名称。ラジオで放送されたので「ラジオ体操」という名で親しまれたそうです。
そして、そのラジオ体操の放送で体操する会が全国に誕生していったそうなのですが、この佐久間公園が全国に先駆けて1930年に「早起きラジオ体操会」を始めたゆかりの地なんだそうです。佐久間公園内にはラジオ体操50周年に建立された「ラジオ体操会発祥の地」の石碑があります。
「ラジオ体操会発祥の地」の石碑。由来が説明されています。
この他、佐久間公園内には「草分稲荷社」や東京大空襲犠牲者を慰霊した「戦災受難者慰霊碑」などもあります。また、「佐久間平八(さくまへいはち)という材木商が住んでいたことに由来する」とされている佐久間町の町名由来板ガイドも佐久間公園にあります。
草分稲荷社(左)や戦災受難者慰霊碑(右)も佐久間公園内にあります。
ここも秋葉原から近い数少ない桜の名所です。
静かな公園なのでのんびり桜を堪能できます。
小さい公園ながら、いろいろと歴史を感じる公園です。
■住所:東京都千代田区神田佐久間町3−21
■地図リンク
関連記事
■秋葉原公園 −JR秋葉原駅昭和通り口前の憩いの緑地
■電気街のオアシス 〜 芳林公園 〜
■岩本町馬の水飲み広場
参考リンク
■千代田区 町名由来板ガイド:神田佐久間町三丁目 −千代田区総合ホームページさん
■ラジオ体操 −Wikipediaさん
この記事についてTwitterでつぶやく
この記事へのコメント
秋葉原マップへのリンクはフリーです。 情報は記事作成時点のものですので、現在と違う場合がございます。 秋葉原マップに掲載されている写真の無断転載はご遠慮願います。 文章・画像の著作権は秋葉原マップまたはその提供者に属します。 |
Copyright ©2004-2013 秋葉原マップ株式会社 All Rights Reserved.