2009年05月31日
炭火珈琲庵 古炉奈(コロナ) 2009/6/14に閉店
既にご存知の方も多いかと思いますが、秋葉原でも有数の老舗コーヒー店「古炉奈(コロナ)」さんが6月14日をもって閉店してしまうそうです。閉店は残念ですが、閉店してしまう前にぜひ一度紹介しておきたいと思い行って来ました。
秋葉原で喫茶店といえば、多くの人が思い浮かべるであろう炭火珈琲庵「古炉奈(コロナ)」さん。残念ながら、6月14日に閉店となってしまうそうです。
JR秋葉原駅電気街口の並び、総武線のガード下の秋葉原電波会館の2階にある炭火珈琲庵「古炉奈」さん。行ったことはなくても、秋葉原に来たら目にしている人は多いでしょう。
古炉奈さんは、私が秋葉原に初めて来た時から既にありました。それもそのはず、古炉奈さんは1966年からこの地で営業をされているそうです。看板にも「Since 1966」という文字が入っています。
古炉奈さんのWebサイトにある「古炉奈の歴史」を拝見すると、1966年に電気店だった(株)松波無線さんの本部が表通りに移転した後、喫茶店になったとあります。元々は肉の万世さんと同じく電気屋さんだったのですね。昔はカタカナの「コロナ」だったそうですが、1989年のリニューアルで現在の炭火珈琲庵「古炉奈」となったそうです。
古炉奈さんの入口は、今でも電気街の雰囲気が強く残るミツワデンキさんの間にあります(左)。1階入口にある古炉奈さんの看板(右)。歴史を感じます。
電気屋さんの間にある階段(左)を上がっていくと、2階に古炉奈さんのドアが見えてきます(右)。
店内に入ると、中はかなり広いです。見える範囲だけでも広いのですが、さらに奥には会議室としても利用できる別室もあります。
古炉奈さんの内装は、長時間座っていても疲れないという、重厚な色彩の松本民芸家具ですべて統一されているそうです。音楽も心地よいものを合わせ、最高のくつろぎ空間となっています。
古炉奈さんの店内の様子。窓が大きく採光も十分です。
窓側の席は、秋葉原の街の様子が眺められます。
ちょうど秋葉原のメインストリートである中央通りや、今だとアキバ屋台村のあたり様子が一望できます。
古炉奈さんで使用されているコーヒーカップは、ウェッジウッド、ロイヤルコペンハーゲン、ミントン、ロイヤルアルバート、ヘレンド、レノックスなどといった、欧州ブランドから厳選しているとのこと。それらのカップを鑑賞できるカウンター席。
また、古木を使った長いカウンターは、今ではなかなか作れない贅沢なものだそうです。
こちらはブレンドです。
前出のカップもそうですが、もちろんコーヒーにもこだわりが。古炉奈さんの珈琲は、炭火で焙煎した香り高い厳選した豆を贅沢に使っているそうです。そして、美味しい珈琲を提供するために、注文を受けてから豆を引き一杯ずつ丁寧にドリップを行っているので出てくるまでちょっと時間が掛かります。ここではゆったりとくつろいで待ちたいものです。
週末になると秋葉原を訪れた人でいっぱいになっていましたが、それよりも恐らく秋葉原で働いている人々に愛用されていると思われる古炉奈さん。今回の閉店のお知らせを残念に思っている人は多いことでしょう。
今後の展開については、近々古炉奈さんのホームページ上で発表があるそうですので、要チェックです。次の展開も気になりますが、閉店前にもう一度行っておきたいお店です。
古炉奈さんの閉店は、またひとつ秋葉原の歴史が変わる瞬間かもしれません。
■炭火珈琲庵 古炉奈さんのサイト
■営業時間:10:00〜22:00 ※2009/6/14をもって閉店予定
■住所:東京都千代田区外神田1-14-3 電波会館2F
■地図リンク
■電話:03-3251-5359
関連リンク
■衝撃! アキバの老舗喫茶店「古炉奈」が6月に閉店 −ASCII.jpさん
■喫茶店“古炉奈”が閉店、古参マニア御用達の老舗 −AKIBA PC Hotline!さん
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