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2009年06月30日

ツクモロボット王国 「“AIBO開発メンバー”と“改造バカ”のトークショー」 【レポート】

ツクモロボット王国 「“AIBO開発メンバー”と“改造バカ”のトークショー」 【レポート】6月27日(土)、ツクモ本店さんの4階にあるツクモロボット王国さんにて、 「“AIBO開発メンバー”と“改造バカ”のトークショー」が行われました。元AIBO開発メンバーで現スピーシーズCEOの春日知昭氏とテクニカルライターの高橋敏也氏による、ロボットの最新事情もわかるトークショーでした。イベントを拝見してきましたので簡単にレポートさせていただきます(動画あり)。


トークショーは2回開催され、その1回目を見てきました。会場は満席の状態で、周りに立ち見の人も結構いたほど盛況でした。ロボットに興味のある方はかなり多いようです。


ツクモロボット王国さんのフロアのほとんどを使った会場はイベントを見に来た人でいっぱいでした。


トークショーは、“改造バカ一台”などでおなじみのテクニカルライター・高橋敏也氏(左)と、元ソニーでAIBO開発のメンバー、今はロボットを作っているスピーシーズ社のCEO・春日知昭氏(右)のお二人によって行われました。

最初に、春日氏によるAIBO開発の秘話などをお話しいただきました。事業部内にはパーツむき出しのAIBOがたくさん動いていて、ちょっと怖い感じだったとか。


AIBO開発秘話では、AIBO事業は最後黒字だったが、100万台売れないと事業部とは認められない(AIBOは12〜3万台)というソニー内部の事情のため撤退したという暴露ネタも披露。

その後、春日氏にプロジェクターを使ってスピーシーズ社のビジョンなどをお話ししていただきました。


スピーシーズ社のロボット「SPC-101C」のデモなどを含む、これからのロボット像を語っていただきました。

春日氏曰く、「ロボットをメディアにしたい」とのこと。ロボットは手足を持ったラジオみたいなものだ、とも。これまでロボットはハードウェア志向が強かったが、ソフトウェアの部分をもっと考えていかないとダメだそうです。ロボットが家に来て何をしてくれたら楽しいかをもっと考えなくてはいけないし、スピーシーズさんでもそこを重視しているそうです。

もちろんハードウェアも大事で、重くて価格も高いものではダメなので、軽くて価格も5万円くらいのものを来春くらいに予定しているそうです。
すべての機能をロボット側に持たせるのは無理なので、重たい処理などはサーバー側で実行し、ロボットはそれを入出力する役割にすれば可能だそうです。

その後、実際にスピーシーズさんのロボット「SPC-101C」を使ってのデモが行われました。操作する人と音声で会話しながら、メールを読んだりニュースをしゃべったり、踊ったりするところを見せてくれました。

SPC-101Cデモ


この後、動画は撮れませんでしたが「笑い袋」という動作も見せてくれました。予想が付くかもしれませんが、ロボットが笑い転げるというものです。これがまた人間っぽくておかしかったです。

春日氏は、ロボットは感情移入ができるIT機器といいます。
高橋氏も、音声認識のマシンがあればいいのではなく、動きが重要と言っています。

これまでロボットは動かしたり戦ったりするものしか見てきませんでしたが、今回のデモを見て簡単な指示ながら人と会話しながら動くロボットを見て衝撃を受けました。これは将来十分に実用的なものになると。

デモではニュースやメールだけでなく、音声で指示をしてWikipediaを調べさせたりしていました。これは進化すればロボット秘書ができることが予感できました。自分はパソコンを操作しながら、「ああロボ君、○○調べて」とか「○○さんのメール読んでちょうだい」とか。今できそうと思えることは、近い将来きっとできるはず。

まだまだ黎明期のロボットですが、これからの発展が一番面白い時期かもしれません。今後も要チェックです。


ツクモRobot王国さんのサイト

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スピーシーズさんのサイト

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